[ vol.5 ] キャスタン・フォアグラ

伝統的な方法で生産されるフォアグラ

100年の歴史を持つ、CASTAING社の4代目社長、ジャン・ダニエルキャスタンとの出会いは、幕張メッセで毎年開催されているFOODEXでした。

ジャン・ダニエル は、日本サイドの輸入元を探していましたが、ほとんどの輸入業者は、すでにパートナーが決まっており、ラブコールを叶える事は、ナイスガイの彼にとっても、なかなか難しいものでした。

毎年来日し、商品説明を語り、同じ事を繰り返す事が2〜3年続いたでしょうか?

彼のフォアグラに対する情熱、伝統を守りたいという熱意は、いつしか聞く耳を持たなかった私の気持ちに変化をもたらしました。

南西地区が特産品だったフォアグラは、ブルターニュ、ヴァンデ地方での生産が始まると、飼育、生産方法などの変化の道を歩み出しました。もちろん、価格帯も安くなり、使いやすいアイテムのひとつになりました。

しかしながら、ジャン・ダニエルは、ランドに伝わる黒毛の鴨たちを放牧地で飼育する方法にこだわっていました。

私にとっても、場所も名前もよく覚えていませんが、40年前にパリのレストランで最初に頂いたフォアグラのテリーヌとの出会いは、忘れられない一皿です。

フランス国内では、伝統的なフォアグラの飼育、生産方法は、極端に減少しました。ローマ時代まで遡るフォアグラの歴史を思い出し、彼の思いへの応援が出来ればと思い、彼の作るフォアグラの輸入を始める決心をしました。

輸入を始める当たり、フォアグラ本来の持つ香りや、口どけを重視したJean Daniel Selection のブランドを立ち上げました。

溶けにくく、使い勝手のいいフォアグラが珍重され、求められるニーズにも変化がある今日です。
最初に出会ったフォアグラの味を思い出は、今後の輸入の目標にしたいと思います。


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