A.O.C.フィグ・ド・ソリエス

フィグ・ド・ソリエスとは

2006年に、A.O.C.(原産地統制呼称)を取得しており、品種や栽培法など、厳しい条件のもとに、品質が保証されています。
1996年に結成された、フランスのイチジク生産者の3/4以上のメンバーから成る組合(本拠地:ソリエス・ポン)による熱い活動の末、2006年ついにA.O.C.を取得しました。

フィグ・ド・ソリエスの産地

ヴァール県のトゥーロンとイエールの間を流れるガポー川の流域に位置する、ソリエス・ポンです。太陽の恵みと温暖な気候により、この流域は、フランス国内のイチジク生産量の75%を占めるほど主要な産地となっています。

フィグ・ド・ソリエスの特徴

駒を平たくしたような独特の形状の実は、皮は薄いですが果肉はしっかりとしているため、加熱しても形がくずれにくいのが特徴です。しっかりと熟した果肉は、フランボワーズ・ロゼまたは ガーネット・ルージュのような美しい色合いです。完熟した果実は先端部分から果汁があふれ、「真珠の雫」と呼ばれています。

果樹園内は車の走行が禁止され、全ての作業は歩行で行われます。そのため、木の高さは梯子を使わない高さに揃えられています。

収穫期は8月中旬から11月中旬『いちじくは、皮も実も種も、全部食べれる貴重なフルーツなのです』(Francis PONGE)

フィグ・ド・ソリエスは、La Boujassotte Noire(ブジャソット・ノワール)、La Violette(ヴィオレット)、La Barnissotte(バルニソット)、La Noire(ノワール)、La Parisienne(パリジェンヌ)などの愛称でも親しまれています。佐渡産の「ヴィオレ・ソリエス」は、この「ヴィオレット」から名づけられたようです。